コラム

COLUMN脂肪注入による豊胸の名医とはどんなドクターなのか

せっかく美容整形を受けるのであれば、出来る限り腕の良い「名医」の治療を受けたいと考えるのではないでしょうか。
しかしながら、実際に名医を探そうとしても殆どの方が「そもそも名医とはどういうドクターなのか」という疑問にあたるかと思います。
今回は脂肪注入による豊胸を受ける際の名医とはどのようなドクターなのかを、医師によって治療にどの程度の違いが生じるのかなどを含めて解説します。

美容整形の名医は治療後の満足度がずっと高い事が一番

名医という言葉について、一般的なイメージとしては手術における技術力や病状の診断能力が高く、どんな病気でも立ちどころに治してしまうような、映画やドラマの主人公として描かれるようなドクターが該当するのではないでしょうか。
現実でも、こうした名医の先生は沢山いらっしゃっていて、特に日本は医療の質が高いと言われているように名医と言えるドクターが様々な治療分野にいるといえます。
名医とは、「病気や外科を治す」という治療目的を達成する能力が高い医師であるといえます。

一方で、美容整形の場合は治療の目的が「病気やケガを治癒させる」ではなく、より美しく・かっこよくなりたいという希望を叶えるためのものです。
医療的に正しかったとしても、それが治療を受ける方の希望を叶えていなければ目的が達成できていませんし、治療直後の結果が良くても後から後悔するような治療内容であれば結果としては治療の満足度は低く、良い治療だったとは言えなくなります。

長期的に良い治療結果を達成するためには医師の手技が高いレベルである事は当然必要となりますが、それだけではなくカウンセリングで希望する治療の内容を適確に決められる事や、最適な手法を選択する知識、そして術後のケアも含めて長期にわたって高い満足度の治療を実現できるといった事が、美容整形における名医に求められる要素なのではないでしょうか。

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脂肪注入による豊胸術とは

脂肪注入による豊胸術とは、簡単に言えば体についている余分な「脂肪細胞」を、バストに移動させて自然なボリュームアップを行うというものです。
脂肪はお腹や太もも、二の腕などからカニューレという器具で行う脂肪吸引術によって採取し、注射器でバスト内に注入されます。

注入された脂肪は一定の割合で定着して残りは体内に再吸収される形となるため、注入した分量の分だけ大きなバストを手に入れられるというわけではありませんが、一度の治療で2カップ程度バストサイズをアップさせる事が可能となります。

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脂肪注入による豊胸術は医師による差が大きな手術の一つ

脂肪をとって移動させる方法だとシンプルに考えると簡単そうに思えますが、脂肪注入はとても難易度が高い治療で、医師の技術力などによる差も大きくでやすい手術の一つです。

その理由として、この方法ではまず脂肪を採取するための「脂肪吸引」において仕上がりの差が大きくなりやすいという点や、注入の方法によって定着率が大きく変わる点。そして、注入のデザインによって仕上がりの印象が大きく異なる点など、結果に差が出るポイントが多々存在しているためです。

脂肪吸引の技術力による差

脂肪吸引はカニューレと呼ばれる細い管の器具を皮膚に1~2センチ程度開けた穴から挿入して、皮膚の内側から脂肪細胞を採取する手術です。
人の体は皮膚の下に脂肪の層があり、更にその下には筋肉が存在している構造となっていますが、脂肪吸引では手探りでこの皮下脂肪の層でカニューレを動かして、適度に脂肪を吸引していく必要があります。

この時に吸引する脂肪の量が少なすぎると体型の変化が少なく、脂肪吸引による治療の効果がぼやけてしまいますし、一方で吸引しすぎて皮膚と筋肉がくっつくような状態になってしまうと、クッションの役割を果たす脂肪が無くなるため、動きが硬くなったり凸凹が出来たりしてしまいます。

脂肪吸引で綺麗なボディラインを作るためには、治療を行う部位の皮下脂肪を満遍なく、最適な量の吸引を行う必要があり、それを指先の感覚で判断しながら実施するため、高い技術力が必要になるのです。

吸引技術によって術後の経過も変わる

脂肪吸引は美容整形の中でも特に体への負担が大きな治療の一つですが、これは吸引の際に皮膚や筋膜をどの程度損傷させてしまうかによっても変わります。
実は、脂肪細胞そのものには神経なども無いため、皮膚や筋膜へのダメージが少ない上手な治療であれば、術後の痛みもかなり少ない状態で過ごす事ができます。

脂肪注入を行う際の吸引は通常よりも難易度が高くなる事がある

脂肪吸引を単体で行う場合は、脂肪を柔らかくして吸引しやすくするために超音波などで一度脂肪細胞の結合を剥がす方法などが行われる事があります。
しかし、こうした方法では脂肪細胞が破壊されてしまう可能性があるため、採取した脂肪を注入して豊胸を行う際は行う事ができません。
注入時の定着率を上げるためには脂肪細胞が破壊されていない状態で行う必要があり、超音波などを使用すると注入に適した脂肪が採取しにくくなってしまうのです。
脂肪吸引を行いやすくするための方法が使用できないため、その分医師の技術力が問われやすくなるといえます。

術後の適切な処置で吸引後の回復も早くなる

脂肪吸引を行うと、元々脂肪が存在していた箇所に隙間ができてしまいますので、手術後には上から圧迫を行って皮膚組織をくっつける必要があります。
皮膚が皮下組織と癒着するまでには少なくとも1週間程度が必要となりますが、術後の麻酔液の抜き方や圧迫の仕方など、術後の処置によっても回復するまでにかかる時間は変わります。
吸引後のケアは医師だけではなく治療を受けた患者様自身による対応も必要となってくるため、どのような術後ケアが必要になるのかなどを適切に案内し、最適なアフターケアが出来る状態を整える事ができるかどうかという点も、高い満足度を実現するためのポイントとなるでしょう。

注入の技術力による差

脂肪注入では、注入の方法によっても定着率が変わります。
豊胸における脂肪注入では注射器状の器具を使って乳腺より深い位置に脂肪細胞を入れていく形となりますが、この時にはなるべく小さい脂肪の玉が無数に広がるようなイメージで注入する事が推奨されます。
これは、前述のように脂肪注入では脂肪細胞が毛細血管と接続して栄養を受け取れる状態にする必要があるため、大きな塊として脂肪を注入してしまうと、毛細血管に接続できずに死んでしまう細胞が多くなるためで、細かく注入を行う事で定着率を高める事ができます。

また、細かく注入を行うというのは脂肪注入による豊胸のリスクでもある「しこり」の出来やすさにも大きくかかわっていて、まとまった注入ではなく一つ一つの注入量を小さくする事で、脂肪細胞が定着しなかった場合でも石灰化によるしこりには繋がりにくくなります。

しかし、これを実際に手技で行うのは非常に難しく、ごく少量ずつ脂肪を注入していくと手術時間は非常に長くなりますし、医師の集中力や技術力が大きく問われる状況となります。

カウンセリングとデザイン力による差

脂肪注入では、バスト内のどの部分に多く注入を行うかによって仕上がりのデザインをコントロールします。
同じ注入量であっても、ただ全体的に大きくするのか、デコルテにボリュームを持たせて谷間を出来やすくするのか、それとも外側にボリュームを作る事で離れ乳を改善するのかなど見た目の印象が大きく変わるため、バストに対してどのようなお悩みを抱えているのかを引き出し、理想的なデザインを明確にするためのカウンセリングが非常に重要となります。

経験豊富な医師であれば、実際に実現可能な範囲で最も理想に近いボディラインを実現するためのデザインを作る事ができますが、やはり経験が不足していると満足できる仕上がりとまでは言えないデザインになってしまう可能性も高くなります。
また、クリニックによっては治療前のカウンセリングの大半を医療資格を持たないカウンセラーが行うケースがありますが、無資格のカウンセラーは医療的に実現可能な範囲かどうかは把握できないため、正確な案内をする事ができず、実際に治療を受けてみたら予定と全く違う結果になってしまったという可能性も高くなります。

医師のデザイン力などは症例写真などからもある程度知る事はできますが、元々の体型や理想とする仕上がりによって一人ひとりに合せた最適なデザインになっている事が一番大切になりますので、デザイン力の高い医師を選ぶためにはまず一度直接カウンセリングを受けてみて、納得できるデザインの提案が受けられるかという点をポイントにしてみると良いでしょう。

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名医かどうかをどのように判断すればよいか

医師の技術力などによって大きな差がある事は分かっていても、実際に良いドクターを見つける方法が分からないという方は多いと思います。
最終的にはどうしても「治療をうけてみなければ分からない」という面も残ってしまいますが、参考にできるポイントとしては下記のようなものがあります。

形成外科専門医資格の保有

専門医資格とは、特定の科目について決められた研修過程を行った上で試験に合格する事で認定されるものです。
形成外科専門医は美容外科と密接に関連する治療分野で、この専門医資格を保有している医師は形容的な治療を体系的に理解し、実践する事が出来ると認定を受けているものといえます。
形成外科専門医の資格をもっていなければ美容整形が下手というものではありませんが、極力傷跡を残さない縫合の方法などを含め、より良い仕上がりを目指すための技術を保有している医師が多いので一つの参考にできるでしょう。

学会で脂肪注入に関する発表を行っている

美容外科学会などで、脂肪注入による豊胸に関する発表を行っているような医師は、少なくともこの治療に対しての研究を行っており、新しい知見を得ている医師であるという事ができます。
また、発表を行うという事は他のドクターからの情報も集まりやすくなるなど、より高いレベルでの治療を実現するための情報を多く持っている可能性が高い医師になります。

症例写真を多く公開している

実際に治療した症例を多く公開しているドクターは、やはり治療件数が多い事や高い技術力を持っている事が期待しやすいでしょう。
最近はドクター個人のSNSなどで症例を多く掲載している事もあるので、気になった医師がいたらSNS情報なども探してみると良いでしょう。

色々な術式を行っている

脂肪注入による豊胸術ばかりを行っているなど、何かの術式に特化している方が良さそうと考える方は多いかもしれませんが、特定の術式ばかりを行う医師は、その方法しかできないという可能性もあります。
最適な治療法は元々の体型や体質、目指す仕上がりなどによって変わるものであり、必ずしも脂肪注入による豊胸がベストな選択では無い可能性もあります。
広く様々な術式を行っているドクターであれば、術式別の利点や難点を深く理解していますので、最適な術式の選択によってより良い結果を作り出しやすいといえます。

出来る事と出来ない事を明確に言えるドクターである

カウンセリングの際に治療の良い面だけではなく、リスクなどの説明や治療では実現が難しい内容などについてもしっかり説明を行うドクターである事も、医師選びのポイントの一つです。
契約を優先したような内容のカウンセリングを行うクリニックでは、医師との深い意思疎通が難しくなってしまって良い治療を受けにくくなる可能性がありますので、医療として安心して相談できるクリニックや医師を選ぶようにしましょう。

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名医を見つけるために複数のクリニックでのカウンセリングをする

脂肪注入による豊胸術は美容整形の中でも難易度が高く、良い医師を見つける事が結果の満足度に大きく左右する治療です。
ただし良い医師というのは何も技術面だけではなく、治療を受ける方との相性も重要になるもので、技術的に優れているからといって、カウンセリングでしっかり話ができないような医師であれば満足できる治療には繋がりにくいでしょう。
脂肪注入は身体的にも金銭的にも負担が大きい治療となりますので、成功のためには複数のクリニックでのカウンセリングを受けて、相性が良く信頼できると感じられる医師を見つけるようにするとよいでしょう。

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本コラムの監修医師

1978/04:富山医科薬科大学医学部医学科入学
1984/03:富山医科薬科大学医学部医学科卒業
1984/06:大阪市立大学医学部付属病院研修医
1986/04:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学専攻
1990/03:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学修了
1990/04:田辺中央病院医長
1991/04:城本クリニック

医学博士 / 日本美容外科学会専門医
第105回日本美容外科学会 会長
城本クリニック総院長 森上和樹

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